朝のお説教 第5回

2003年4月某日
テーマ: 生き方について その2
第5回目です。「生き方について」の2回目です。
講師はスポーツ医学の 大地 駆(だいちかける)先生です。
よろしくお願いいたします。
   おはようございます。大地です。
   本日お話するのは、無重力が体に与える影響です。
   宇宙飛行士で問題になるのですが、
   重力がないというのは、けっこう問題です。
   筋肉に負担をかけないので、いいように思えますが、
   3週間重力がないと、立てなくなります。
   体の丈夫な宇宙飛行士が、歩けなくなってしまいます。
   つまり、重力がかかっていることで、
   足の筋力を保っているということになります。
   ですので、宇宙に出ると必ず運動を義務付けられるわけです。
   運動している映像をご覧になった方も多いと思います。
   非常に大事なのです。
   重力というストレスがかかっているということが、
   歩行能力を維持するのに不可欠なのです。
   ストレスというと悪い意味にしか用いられませんが、
   必要なのです。上手に利用すると価値があるものです。
   以上です。

ありがとうございました。
明日も大地先生に、「生き方について」お話いただきます。
ではまた。    

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